おはようございます。不死鳥BOOKSの店主です。
今日は1月27日。
暦の上では立春も近づいてきていますが、実際のところは「やっぱりまだ寒いな」という感じ。
朝は指先がかじかむような冷え込みで、外に出ると背中が自然と丸くなる。
日中はほんの少しだけ寒さが緩んだ気もしますが、「春」と呼ぶには、まだまだ早いですね。
古本屋の仕事をしていると、こうした季節の空気感を、意外と本の動きから感じることがあります。
1月は、年末年始に整理をした方や、家の片付けを始めた方からのご相談が増える時期です。
「時間ができたから、本棚を見直してみた」
「読まなくなった本が思った以上にあった」
そんな理由で持ち込まれることが多いのが、この時期の特徴です。
よく言われるのが、
「こんな古い本、買い取れますか?」
「昔の専門書なんですが、もう価値ないですよね?」
という言葉。
ですが、古本の価値は“新しいかどうか”だけで決まるものではありません。
むしろ、今は手に入りにくくなった本、絶版になった本、当時の空気をそのまま閉じ込めたような本ほど、必要としている人がいることも多いのです。
ここで、ちょっとした本の豆知識をひとつ。
本の価値を見るとき、私たちが必ず確認するのが「内容」と「時代背景」です。
同じテーマでも、書かれた年代によって考え方や言葉遣いがまったく違う。
その“違い”そのものに価値がある場合もあります。
例えば、昭和期に書かれた社会評論や教育論。
今の常識とはズレている部分もありますが、だからこそ「当時はこう考えられていた」という資料的価値が生まれます。
そういった本は、研究や調査の目的で探している方も少なくありません。
当店のブログでは、これから
・日々の買取の中で感じたこと
・古本屋としての何気ない一日
・「これは意外と知られていない」という本の話
・捨ててしまいがちな本の考え方
こうしたことを、少しずつ書いていこうと思っています。
「売るつもりはなかったけど、読んでいたら相談してみたくなった」
そんなふうに思ってもらえたら、古本屋としてはとても嬉しいです。
寒い時期は、家の中で過ごす時間が長くなります。
その分、本棚と向き合う時間も増える。
もし「これはもう読まないかな」と感じる本があれば、捨てる前に、ふと思い出してもらえたら幸いです。
不死鳥BOOKSでは、一冊からでもご相談をお受けしています。
無理に売る必要はありません。
まずは「聞いてみる」だけでも大丈夫です。
また気が向いたときに、このブログをのぞいていただけたら嬉しいです。
それでは、また。
