実家の本を片付けたいとき、古本屋に先に相談した方がいい理由

実家の片付けをしていると、本棚いっぱいの本や雑誌、書類のように見える紙ものが大量に出てくることがあります。

「古い本ばかりだから値段はつかないだろう」
「量が多すぎて、とにかく早く片付けたい」
「もう読む人もいないから処分するしかない」
そう思って、ひとまず資源ごみや古紙回収に出そうと考える方も少なくありません。

ですが、実家の本を片付けたいときこそ、処分を決める前に一度古本屋へ相談していただきたいと思います。

なぜなら、本の価値は見た目の新しさだけでは決まらないからです。

たとえば、古い文学全集、郷土史、歴史書、戦記、宗教書、美術書、絶版になった専門書、趣味の本、昭和の雑誌、古い紙ものなどは、一般の感覚では「古くて売れなさそう」と見えても、必要としている方がいることがあります。
また、1冊では目立たなくても、同じ分野でまとまっていたり、長年かけて集められた蔵書だったりすると、内容として評価しやすくなる場合もあります。

実家の本には、その家で暮らしてきた方の興味や仕事、人生がそのまま残っていることがあります。
研究職だった方の専門書、趣味で集めた全集、若い頃から読み続けた文学書、昔の雑誌やパンフレットなどは、単なる「古本の山」ではなく、その人が長い時間をかけて集めてきた積み重ねです。
だからこそ、捨てる前に一度見ておく意味があります。

もうひとつ、先に古本屋へ相談した方がいい理由は、片付けの順番を間違えにくくなるからです。

実家の片付けでは、時間や人手の都合もあり、まず箱に詰める、縛る、まとめて処分する、という流れになりがちです。
ですが、その作業を始めてしまうと、どこに何があったのか分からなくなったり、価値のある本とそうでないものが混ざってしまったりします。
本によっては、並び順やまとまりに意味があることもあります。
シリーズがそろっている、同じジャンルで集まっている、関連資料が一緒に入っているといった状態は、査定のうえでも見やすくなります。

そのため、まだ大きく動かす前に相談した方が、結果として手間が少なく済むことがあります。

また、実家の本は量が多いことがよくあります。
一見すると「自分たちで何とか運べそう」と思っても、実際にはダンボールに詰めた本はかなり重く、階段の上り下りや車への積み込みは大きな負担になります。
ご家族だけで無理に動かそうとして、作業が止まってしまうことも珍しくありません。

そうしたとき、古本屋に先に相談しておけば、持ち込みが向いているのか、出張で見た方がいいのか、どこから手をつければいいのかが分かります。
全部を完璧に整理してからではなく、途中の状態でも相談できるのが古本屋のよいところです。

「こんな古い本を見せるのは恥ずかしい」
「値段がつくものだけ選ばないと迷惑ではないか」
と思われる方もいらっしゃいますが、そうした心配はあまりいりません。

古本屋からすると、大切なのは高そうに見える本だけではありません。
どういう分野の本が多いか、どんな方が集めていたか、雑誌や紙ものが混ざっていないか、趣味性の高い本がないか、といった全体の内容を見ることが大事です。
ご家族にとっては何気ない本棚でも、古本屋の目から見ると、思いがけない価値や特徴が見えてくることがあります。

そして何より、先に相談することで、「全部捨ててしまってから後悔する」ということを防ぎやすくなります。

実家の片付けは、気持ちの面でも体力の面でも負担が大きい作業です。
できるだけ早く終わらせたい気持ちは自然なことですが、ひと呼吸おいて、まずは本のことを見られる古本屋に相談するだけで、その後の進め方がずいぶん変わることがあります。

不死鳥BOOKSでは、古本、雑誌、専門書、趣味の本など、さまざまなご相談を承っております。
「実家を片付けたいけれど、本が多すぎて手がつけられない」
「処分していいのか分からない」
「持ち込みが難しい」
といった場合も、まずはお気軽にご相談ください。

本は、ただの荷物として片付ける前に、一度見ておく価値があります。
実家の本を整理したいときこそ、処分を決める前に古本屋へ先に相談してみてください。




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