こんにちは。不死鳥BOOKSの店主です。
6月に入り、総社の町にも雨の音が響く季節がやってきました。毎日降り続く雨、じとじととした空気、洗濯物が乾かない日々…。そんな梅雨の時期は、どこか憂うつな気持ちになりがちですよね。
でも、そんな雨の日こそ、本の世界にどっぷり浸かるのにぴったりの時間だと、私たちは思っています。雨音をBGMに、お気に入りの椅子に座って、ゆっくりページをめくる。お茶やコーヒーを片手に、物語の中を旅する…。それは、まるで静かな贅沢です。
雨と本の相性は抜群です
なぜ、雨の日に本が読みたくなるのでしょうか?
それはきっと、外出がしにくい分だけ、内面の世界に意識が向くからかもしれません。雨の音は人の心を静め、想像の世界に没入しやすくしてくれます。私自身も、その時々の悩みや目標に向かっての本を買ってきて雨の日のゆっくりした時間の中でより深く染み込んできたのを覚えています。
現代の読者にとっても、スマホやテレビから少し離れて、自分と向き合う時間としての読書は、心のバランスを整える手段になるはずです。
不死鳥BOOKSの「梅雨に読みたい本」おすすめ特集
「静かに、深く読む本」。
- 心に染みるエッセイ集
雨の日にしっとり読みたい、吉本ばななや梨木香歩、須賀敦子などのエッセイ本。 - しずかなミステリー小説
事件性はあるのにどこか詩的で、人の心の機微を描いた作品。北村薫や恩田陸のような作家の作品が人気です。 - 雨を感じる絵本や写真集
子どもと一緒に楽しめる、雨をテーマにした絵本。大人が読んでも癒される写真集もあります。 - 梅雨といえば、紫陽花の季節
岡山や日本各地の自然を撮影した風景写真集も、この時期にぴったり。ページをめくるたびに涼しげな風が吹いてきそうです。
雨の日特典、始めました
そして、梅雨の間だけの「雨の日サービス」もスタートしました!
雨が降っている日にご来店いただいた方には、古本袋詰め放題300円。
(※当日中の降水が対象です。レジにてスタッフにお声かけください)
さらに、袋詰め放題コーナーにもDVD・CDを中心に新しい在庫を大量投入しました。雨宿りついでに、ふらっと立ち寄ってみてくださいね。
梅雨の読書習慣、始めてみませんか?
雨が降ると、つい「今日は何もできなかったな」と思ってしまうこともあるかもしれません。でも、本を1冊読み終えるだけでも、それは立派な一日の「実り」になると思うのです。
人生を変えるような本との出会いは、ふとしたきっかけから訪れるもの。何気なく手にした一冊が、その人の価値観を変えたり、新しい世界を見せてくれることがあります。雨の日は、そんな出会いの確率が、少しだけ高まるような気がします。
不死鳥BOOKSは、そんな小さな偶然を大切にしたいと思っています。
おわりに 〜「読書の季節は、今です」〜
梅雨の季節は、憂うつとともに、静かな時間も運んできてくれます。せっかくならその時間を、「自分のための読書時間」にしてみてはいかがでしょうか。
不死鳥BOOKSは、そんな読書のひとときを応援するお店でありたいと思っています。雨の音を聞きながら、ちょっとだけ心があたたかくなるような一冊を探しに、ぜひお立ち寄りください。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。