岡山の古本屋に、遠方から本の買取相談が来るようになった話

最近、ありがたいことに、岡山県外の方から本の買取についてお問い合わせをいただく機会が少しずつ増えてきました。

古本屋というと、どうしても「近くのお店に持って行くもの」「出張買取は地元だけのもの」という印象を持たれやすいかもしれません。実際、その考え方はとても自然ですし、本来は本の買取も、できるだけ近くの信頼できるお店に相談するのが基本だと私も思っています。

それでも最近は、「地元ではなかなか相談しにくい」「量が多すぎて普通のリサイクル店では難しそう」「古書や専門書をきちんと見てくれそうなお店に頼みたい」といった理由から、遠方の方が不死鳥BOOKSに声をかけてくださることが増えてきました。

ご相談の内容もさまざまです。
たとえば、実家の片付けで本棚数本分の本が出てきたというケース。
ご家族の遺品整理で、文学全集、歴史書、郷土史、趣味の本、古い雑誌などがまとまって残っていたというケース。
あるいは、自分で少しずつ集めてきた蔵書を、引っ越しや住み替えをきっかけに整理したいというケースもあります。

本が好きな方ほど、「ただ処分するのは気が引ける」と感じることが多いように思います。
長いあいだ集めてきた本、時間をかけて読んだ本、若いころに夢中になって手に入れた本。
そうした本には、値段だけでは測れない思い出や、その人の歩んできた時間が詰まっています。

だからこそ、「どうせ売るなら、ちゃんと見てくれるところに相談したい」と思われるのは、とても自然なことです。
実際、お問い合わせの中でも、
「近くに古本屋が少ない」
「専門的な本でも見てもらえますか」
「量が多くて運び出せません」
「古い本でも大丈夫ですか」
といった声をよくいただきます。

不死鳥BOOKSは岡山の古本屋ですが、本の内容や量によっては、遠方の方からのご相談にもできる限り対応したいと考えています。
大量の本であればご相談内容次第で出張対応を検討できますし、少量であれば宅配での買取という方法もあります。
もちろん、すべてのご依頼に同じ形で対応できるわけではありませんが、「これは難しいかもしれない」と思う内容でも、まずは一度ご相談いただければ、できる方法を一緒に考えることはできます。

印象に残っているのは、「こんなに遠いのに、本当に相談していいんですか」と少し申し訳なさそうに話してくださる方が意外と多いことです。
でも、こちらからすると、遠くからでも見つけてくださって、お問い合わせまでしてくださること自体が本当にありがたいのです。

今の時代は、検索やSNSを通じて、店の考え方や日々の仕事ぶりが少しずつ伝わる時代になりました。
「この店なら雑に扱わなさそう」
「本が好きそう」
「量が多くても嫌な顔をされなさそう」
そんなふうに感じていただけたからこそ、遠方からのご相談につながっているのだとしたら、古本屋としてこんなにうれしいことはありません。

本の買取というのは、単に物を引き取るだけの仕事ではないと思っています。
その本を手放すまでの事情があり、その本を次に活かしたいという気持ちがあります。
片付けの途中で出てきた本でも、何十年も大事に並べられていた本でも、そこに込められた時間まできちんと受け止めたい。
不死鳥BOOKSは、そんな気持ちで日々買取をしています。

もし、本が多すぎて困っている方や、どこに相談すればいいか迷っている方がおられましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
岡山県内はもちろん、県外の方からのご相談も内容に応じて対応を考えています。
大量の蔵書整理、実家の片付け、遺品整理、専門書や古い本の整理など、「これはどうだろう」と思うものでも大丈夫です。

捨ててしまう前に、一度ご相談ください。
遠方からでも声をかけていただけることに感謝しながら、今日も一冊一冊、きちんと見ていきたいと思っています。




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